デフレ、インフレ

お金の量、例えば、1万円があるときそれで買える価値のイメージをそれぞれもっている。
物やサービスがあるとき、金銭的価値のイメージをそれぞれもっている。
そのイメージを実質価値とここでいうことにします。
実質価値は、個人個人によって違うし、時間、個人の必要度合い、マーケット状況等によりいろいろ変わります。
お金で物やサービスを買ったり、物やサービスを売ったりする場合、実質価値を交換しているといえます。

お金の量
実質価値
実質価値
物やサービス


お金の量は増えたり減ったりします。物やサービスの需要も増えたり減ったりし、それにあわせて需要も増えたり減ったりします。物やサービスは、量の増減と質の高低があります。

実質価値は、人によって価値が上下します。時代、流行、地域、代替品の有無、入手のしやすさ、費やした労働、貯蓄量、生活費、思い入れ、社会への影響、道徳などさまざまなものが影響します。

お金の量は、労働の対価、貯蓄量、金利、企業の投資リターン、政府支出などが影響します。

物やサービスは、原材料の入手のし易さ、加工費用の生産性、物流費用、管理費用、工場の海外移転の状況、外国の製造技術の状況、外国のコピー品の量などが影響します。

1.市中のお金は、増えるとお金の価値は実質薄まる。以前と比べてたくさんお金を渡さないと交換できなくなる。つまりインフレ圧力。

2.市中のお金が、減るとお金の価値は実質高まる。以前と比べて少ないお金で交換できる。つまりデフレ圧力。

3.需要が増えると供給が追いつかないと価格は高くなる。つまりインフレ圧力。

4.需要が減り、供給がだぶつくと価格は安くなる。つまりデフレ圧力。

5.物やサービスの質が向上し、実質価値が増え価格が高くなる。つまりインフレ圧力。

6.物やサービスの質が低下し、実質価値が増え価格が安くなる。つまりデフレ圧力。

簡単に言うとデフレ、インフレは、お金の量が原因で起こることもあるし、需要と供給の増減で起こることもある。

デフレ、インフレは貨幣的見た目の現象を言っているのであって原因はあらわしていない。

駄菓子屋のおばあちゃんがつぶやく。

「最近子供はお金もってるね」→お金増加→「値段上げようかしら」→インフレ圧力
「最近子供はお金もってないね」→お金減少→「値段下げようかしら」→デフレ圧力
「最近子供が増えたね」→需要増→「値段上げようかしら」→インフレ圧力
「最近子供が減ったね」→需要不足→「値段下げようかしら」→デフレ圧力
「最近近くに駄菓子屋が無くなったね」→供給減少→「値段上げようかしら」→インフレ圧力
「最近近くに駄菓子屋ができたね」→供給増加→「値段下げようかしら」→デフレ圧力
「最近いいお菓子仕入れたね」→質向上→「値段上げようかしら」→インフレ圧力
「最近お菓子の質がおちたね」→質低下→「値段下げようかしら」→デフレ圧力

お金の量、物やサービスの量や質によって実質価値が維持されるかどうか決まってくる。 お金の量 だけが増えたりすると、実質価値とのバランスを維持できなくなる。

お金の発行で、債務としてお金が発行されるのは、将来的に実質的価値を社会的にもつことを担保しているからこそ、正当なものとしてお金を発行できる。

今まで市場になかった物やサービスがでてきたり、質が向上したりする場合はその分のやりとりのため市中のお金は増えてよい。経済の成長期には、そのようなインフレが可能であったし必要であった。しかし、経済が成熟した日本では、物やサービスは充足可能だが、老後の不安や社会保険料の負担などで節約志向に拍車がかかっている。お金の量だけ増やしても、物やサービスの実質価値は効果的に増えず、インフレ要因となる。

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